Still Life (9分) Still Life

2005年 外国映画 5ツ星 短編映画

主人公はまわりが怖い。まわりは主人公がこわい。

ストーリー

長距離ドライブする男。人形を轢いてしまった。その街は人形しかいない。目を離すと人形は動く。まるで人間のように。怖くなった主人公は一軒家に逃げ込む。人形の親子が襲ってくるように見えたため、バットで破壊した。気がつくと自分は血まみれだった。主人公は逮捕された。

こわっ!

主人公の認識が狂っていたのは事実のようだが、原因がわからない。外部から奇妙な力が作用したのか。疲れていたのか。
主人公が飲んでいた赤い薬──。高次脳機能障害のひとつに、時間の連続性を認識できない症状がある。主人公はもともと病気だったのか?

主人公の恐怖がわかる。同じ状況になれば、自分も同じように逃げて、身を守ろうとするだろう。主人公に落ち度らしい落ち度がないことも、本作のこわいところだ。

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