BEACON (10分) BEACON

2ツ星

舞台が舞台ではヒネリ不足。

ストーリー

氷の惑星に不時着したパイロット。救援を求めるが、巨大な怪物に見つかってしまう。

2Dアニメーション。銃の反動とか、描写が細かい。
痛い表現が多い。目に破片が刺さる。傷口が凍りつく。片腕がちぎれる。それでリアリティや緊迫感が増したとも思えない。ヘルメットを脱ぐことができない状況なら、もっと絶望感があっただろう。

主人公は氷の中に怪物を見つけるが、なぜ撃ったのか？　攻撃すれば追われるし、怪我すれば回収してもらえなくなる。恐怖で撃ってしまったようには見えない。あまり考えずに作っている感じ。

本作はラブクラフト「狂気の山脈にて」を下敷きにしているそうだ。しかし宇宙が舞台だと、宇宙的恐怖じゃなくて宇宙の恐怖。怪獣が出現しても、「そういう生き物がいるかもしれない」で済んでしまう。恐怖がストレートだった。