ダンウィッチの怪 THE DUNWICH HORROR

3ツ星

順当な映像化。

2022年に鑑賞。上映されたのは52年前、執筆されたのは94年前。私が原作を読んだのは33年前かぁ。

オープニングのシルエットがいいね。嵐の夜に屋敷に連れ込まれる導入部は、まるっきりＢ級ホラー。わかりやすい。ウィルバー・ウェイトリーがふつうの青年になって、恋の予感をさせちゃったりする。犬に食い殺されるのは父親。ラヴィニア視点、友人ナンシーの災難などを織り交ぜて、2時間映画にしている。ラストは呪文合戦で、妊娠エンド。だいぶ原作とちがうけど、原作をそのまま映像化できるはずもなく、しておもしろいわけでもない。必要な改変、整理であろう。

アーミティッジ博士は信用があり、まったく揺るがないため、ドラマがない。物足りない気もするが、これはこれでいいか。

ヤグ＝サハ！
ケジマ！

特別おもしろい点はないけど、順当な映画化だった。