難波宮&大阪歴史博物館 in NHK大阪放送局舎
2006年 大阪府 #大阪、奈良の旅 博物館 建物:新名所NHK大阪放送局舎と大阪歴史博物館はくっついていて、地下に難波宮があると言う。
なにやら複雑だが、それは建物の形状からも伺える。2つの建物が、ガラスのタマゴを抱えるように建っている。どえらい金をかけとるな。ともあれ、難波宮遺跡の案内まで時間がある。なので先にNHK大阪放送局舎を見ておこう。
※ポコポコ円柱が建っているのはなんだ?(答えは後述)
※ガラスドームの内部
NHK大阪放送局舎
NHK大阪放送局は、近畿地方2府4県におけるNHKの基幹放送局。局舎内には一般開放された部分があるのだが、たくさんの子どもたちによって占拠されていた。遠足だろうか。あっちこっちから子どもが駆け込んでくる。
よくわからないので、子どもたちの流れに身を任せてみる。
※子どもたちがスタジオ収録してる
※子どもでいっぱい
※セットがある
なにかの番組で使われたセットらしいが、さっぱりわからん。しかしこの階でも子どもたちが飛び回っている。恐るべし。
ほどなく時間になったので、ガラスドームに戻った。
NHK 大阪放送局
[住所] 大阪市中央区大手前4丁目1番20号NHK大阪放送局
[電話] 06-6941-0431
[URL] https://www.nhk.or.jp/osaka/
難波宮とは
この建物の前に「難波宮跡(なにわのみやあと)公園」というところがある。1400年前(飛鳥時代・奈良時代)、ここに難波宮(なにわのみや)があったのだ。難波宮は長らく所在不明だったが、山根徳太郎らによって発掘された。
その遺跡が、この建物の地下にあるという。
※ガラスの下に見えるのが難波宮の痕跡だ
博物館とNHK局舎の地下にある
大阪歴史博物館では、難波宮を無料で案内してくれる(申し込みが必要)。なぜ博物館に含めて解放しないのかというと、遺跡へ至る道がNHKの局舎内を通るためだ。そのため見学する人は、NHKの入館証を手渡される。
※ここが難波宮保存遺構
遺跡の上も下も有効活用
遺跡の上に建物を建てたのではなく、建物を建てようとしたら見つかってしまったらしい。工事は停められないので、遺跡はNHKと博物館で共同管理することになった。しかしそれでも足りず、遺跡の地下も駐車場として活用された。つまり遺跡は人工物の中に浮いているわけだ。すごいな。
※1階フロアに配置された●印
遺跡を完全に覆ってしまうのは気が引けたので、遺跡の柱があった位置には●のタイルをはめた。●タイルは至る所にあり、建物の外にもある。外で見た円柱は、遺跡の痕を示していたわけだ。
なんというか、大変だね。
大阪歴史博物館を見てみよう
難波宮を見たあとは、大阪歴史博物館に入館する。はじめに見る10階の「難波宮の時代コーナー」は、今まさに見てきたものの紹介なので、おもしろかった。
※発掘した山根徳太郎が難波宮跡公園を見下ろしている
※上から見ると、遺跡の痕を示していることがわかる
10階、9階、8階と展示を見ながら降りていく。このまま1階までつづくと思いきや、7階で終了。その下は特別展や研修室だ。建物は大きいのに、フルに見られないのは残念。
※大阪歴史博物館から見る大阪城じゃオモチャみたい
※模型が多い
内容的にはいまひとつ
ここは江戸東京博物館によく似ている。模型による雰囲気重視はいいのだが、いまひとつ興味をそそられなかった。
大阪歴史博物館 (オオサカレキシハクブツカン)
[住所] 大阪府大阪市中央区大手前4-1-32
[電話] 06-6946-5728
[URL] https://www.mus-his.city.osaka.jp/
しかし直前に難波宮を話を聞いていたので、そこは楽しめた。