レビュー  1991年05月11日  に発表された 

妖怪ハンター ヒルコ
HIRUKO the Goblin

4ツ星

わはは! いいじゃない!

あらすじ

異端の考古学者・稗田礼二郎のもとに、義兄の中学校教師・八部から、古代人が悪霊を静めるために造った古墳を発見したという手紙が届く。さっそく現地に向かうが、八部は教え子の令子とともに謎の失踪を遂げていた。
一方、夏休みでだれもいなくなった学校では、八部の息子・まさおが、友だちを連れだって父親の行方を追おうとしていた。令子の姿を見かけ、追いかけるが、怪物になった友だちに襲われる。窮地を救ったのは稗田だった。稗田とまさおは以前にも同様の怪奇現象に遭遇・撃退したことのあるコンビだった。ふたりは協力して、八部と令子を探すことにした。

私は原作漫画のファンなので、阿部寛の『奇談』を見たときはガッカリした。おどろおどろしい雰囲気がまるで再現できてない。やはり実写化は無理なのか。と思っていたら、以前にも実写化作品があった。しかも稗田礼二郎のモデルとされる沢田研二が主演している。おまけにタイトルは「妖怪ハンター」。あえて原作者がいやがる名前を冠するとは挑戦的だ。思えば、このとき気づくべきだった。

内容は破天荒きわまるものだった。稗田礼二郎はびびりまくりの変人で、武器はキンチョール。どっかで見たようなカメラワーク、アイテム、モンスターなどをぶち込んだだけ。これのどこが稗田礼二郎なのか?
まったくちがうけど、おもしろい。モンスターより、稗田先生と八木くんの過剰反応がたまらない。なかなか名コンビで、泣くほど笑わせてもらった。

あれほど原作に忠実な映像化を求めていたのに、これほど乖離した作品に楽しませてもらうのも癪だが、おもしろかった。こんなんでもいいんだ。

 Googleで「妖怪ハンター ヒルコ 」を検索する
 Wikipediaで「妖怪ハンター ヒルコ 」を検索する
 IMDBで「HIRUKO the Goblin」検索する

コメント (Facebook)

[ASIN] B00005HQZJ
思考回廊 レビュー
妖怪ハンター ヒルコ