ラストエグザイル (全26話) LAST EXILE

2003年 アニメ 3ツ星 SF:スチームパンク 戦争

設定と演出が噛み合ってない

キャラやメカ、衣装などのデザイン、各国の風習や文化などの設定は素晴らしい。しかし演出は、その潜在力をまるで活かせていない。食糧事情が悪化しているのに、おいしいものを食べるシーンが多かったり、いかにも強そう、なにか秘密がありそうなキャラがあっけなく退場したり。最高級の食材が適当に扱われているのを見るようで、つらかった。

通してみると評価は低いが、エピソード単位では楽しめた。村田蓮爾の描く女の子は、どきりとするほど魅力的だった。なので女の子についてレビューする。

  • ラヴィ ... 相棒。クラウスに従属しないところがイイ。性差を超えた友情に期待!
  • アル ... 積み荷。すこやかに成長してるのに、気づく人が少なすぎる。
  • ソフィア ... お姉さん皇帝。いたいけな少年をからかってはいけません。
  • タチアナ ... ツンデレ。弱味をさらして大変身。あの堅さも悪くなかったのに。
  • アリス ... しっかり者。意外に心の強い女性でした。
  • デルフィーネ ... 悪女。彼女の半生を、その内面を描いてほしかった。
  • ドゥーニャ ... 田舎娘。出番が多いわりに、重要でない。
  • ディーオ ... 天真爛漫。本作でもっともキュート。たまらないッス!

ほんと、雰囲気は好きなんです。
それゆえ、ストーリーの迷走・破綻が惜しまれてならない。


ページ先頭へ