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[レビュー1960年10月23日に発表された 

荒野の七人

The Magnificent Seven

かなり単純化されたリメイクだった

本家『七人の侍』から正式な許諾を受けて作られたリメイク。舞台を西部の荒野に変えただけでなく、七人の構成もストーリーもだいぶ異なっている。最大のちがいは村人の顔が見えないこと。これほど弱い人たちが荒野で生きていけるとは思えない。むしろ悪党のボスに親しみを感じてしまう。

ガンマン人生の虚しさがところどころで言及されるが、基本的には勧善懲悪の単純なストーリーだ。オリジナルのサムライたちはあっけなく死ぬが、こちらは一言つぶやく余裕がある。死に意味をもたせてしまうのは、ぬるい。

あれほどガンマンに憧れていたチコが村に残ったのは、希望と見ていいのだろうか? ガンマンも時代に取り残された存在として描けるのだから、もっとオリジナルに近い脚本でよかったと思う。

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