X-ミッション Point Break
2015年 外国映画 2ツ星 スポーツ 刑事・警察 犯罪「おれのラインだ」
PAYDAY2の話
ゲーム「PAYDAY2」は映画公開日にあわせ、「The Point Break Heists」というDLCを配布した。映画の主人公・ボーディがプレイアブルキャラクターになり、空輸中の現金を強奪する「Birth of Sky」と、地下要塞から現金などを強奪する「Beneath the Mountain」というジョブを遊べるようになった。おそらく映画本編に似たようなシーンがあるのだろう。
空中と地中。この2つのシーンがどのように結びつくのか? というわけで映画を見てみることにした。
※The Point Break Heists |
※Bodhi |
※Birth of Sky |
※Beneath the Mountain |
さっぱり共感できない
映画はまったく別物──というか、理解を絶したものだった。
ボーディという犯罪者が Ex-Presidents というギャングを率いて、空輸機から現金をばらまくのだが、その目的は自己啓発だった。
自然に借りを返す。
そのため鉱山を爆破する。
目的は金じゃない。
しかし活動資金が必要なときは銀行強盗する。
殺人もいとわない。
それで試練を果たして、どうなるというのか? さっぱりわからない。宗教のようだ。
語り手となるFBI捜査官ユタがボーディを崇拝してしまったため、物語はいっそう不可解になる。ユタは上司に信じてもらい、同僚の支援を受けて活動してるのに、敵に利する行動ばかり。当人はFBIを裏切ってるつもりはないが、ボーディを逮捕するつもりもない。なんなんだよ、こいつら。
本作は1991年公開の『ハートブルー』のリメイクらしい。『ハートブルー』も同じくらい電波なんだろうか?