アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険 Ice Age: Continental Drift

2012年 外国映画 2ツ星 コメディ 主人公は動物

「卑しい動物のままでいいのか!」

『アイス・エイジ』シリーズの4作目。地殻変動のため、マニー、ディエゴ、シドは氷山で漂流して、海賊に囚われる。氷河期に海賊? 動物たちが徒党を組み、氷山の船で海をわたり、大砲をぶっ放し、ナイフで武装して、ほかの動物を捕食する。侮辱したり、人質を取って脅迫したり、奴隷として使役したり、見捨てたり。イマサラだけど、すごいな。

スクラットが水圧でつぶれる表現はおもしろかった。海底らしさは一瞬だったけど。マンモスって、尻尾で木にぶらさがって寝るの? たった1つの仕事を放りだし、警告されたのに木の実で麻痺するシド。救いようがない。

「仲間を大切にするグループ」と「使い捨てにするグループ」の対決になるが、勝敗を決するのは文明ではなく、運だった。願えば叶うと、子どもが誤解しそうだ。

映画のラスト、スクラットは楽園に到達するが、動物の本性を捨てきれず、すべてを失ってしまった。しょせん、動物は動物、それでいいってこと? 急に砂漠化したのは、どういう意味? 難しい。


アイス・エイジ
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