魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い Gogol. Strashnaya mest

2018年外国映画 2ツ星モンスターモンスター：ゾンビモンスター：悪魔幽霊探偵

「パパ、魔女でごめんなさい！」

「魔界探偵ゴーゴリ」三部作の最終章。墓地から這い出したゴーゴリは「黒騎士」として逮捕される。怒りと恐怖に駆られた村人たちはゴーゴリと警察を火あぶりに。そこへ真っ赤な探偵グローが登場。「黒騎士」と対決する。

ゴーゴリ、グロー、ビンフ署長の３人組は、「バスカヴィル家の犬」を彷彿させるが、まぁ、一瞬だった。グローは秘密結社の一員で、ビンフ署長はあっけなく殺されてしまう。三部作のラストでこれは萎える。

163年前の美人姉妹はいかにして呪われたか？　映像は美しいが、べつの映画が混じったようだ。気がつけば、物語を動かしているのは女性ばかり。ゴーゴリが女性でないだけ健全か。

老婆の体では地上の愉しみを味わえない。すると老婆になる前に満喫しておかないと。いやマテ。マリアは掟を破って、妹を殺そうとして、勝手に転落した。それなのに復讐だって？　恋人ができるのを待っていた？　もう、なにがなんだか。

事件は解決。すべてグローの思惑通り。ゴーゴリは失意のままサンクトペテルブルクに帰って、小説を書く。魔女が登場！　プーシキンとミハイル・レールモントフが乱入！　ゴーゴリは彼らと合流し、グローの秘密結社に立ち向かう！　文豪、強し。
いやいやいや、三部作にしたんだから最後までやってくれ。妖怪ヴィーなんて出してる場合じゃないだろ。ヴァシリナはどうなった。

それからグローはなんで顔が真っ白なのさ？