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[レビュー1987年12月26日に発表された 

ニューヨーク東8番街の奇跡

*Batteries not Included

1つのルサンチマン

心優しい老人たちを、不思議な妖精さんが助けてくれる話。今回は危機を乗り越えたけど、警察もアテにならない世の中に、どんな希望を見いだせばいいのか。突き詰めると、チンピラや労働者たちの性根は腐っていないようだ。とすれば、悪いのは表舞台に出てこない資本家たちか? 妖精の鉄槌が落ちて、社会が転覆すればハッピーになれるかもしれない。
いい話なんだけど、冷静に見ちゃうと気分が暗くなった。しかし作品が悪いわけじゃない。これほど昔話っぽいストーリーをSFテイストで作ってしまうセンスは素晴らしい。
そして、SFXがいいよね。ぷかぷか浮かぶ円盤との交流は、もちろん最新のVFXのリアリティには及ばないものの、独特のオーラをまとっている。80年代を、古き良き時代と思うことになるとは、当時は思わなかった。当たり前だが。

21世紀に産まれた子どもたちは、この映画をどう解釈するんだろう? そのへんに興味があるな。

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