ベイブ / 都会へ行く Babe: Pig in the City

1998年 外国映画 3ツ星 主人公は動物

動物ドラマになってしまった

まさかデイブに続編があったとは。しかし多くの続編があるように、本作もプロットをむやみに増やして、おもしろかったツボを外している。ごちゃごちゃしてるだけ。

デイブがおもしろかったのは、動物ドラマじゃなくて、家畜ドラマだったからだ。牧場の動物(家畜)は、人間に食べられるか、人間の役に立つことで存在を許される。その運命を受け入れたとき、ベイブにも幸せが訪れた。しかし続編は、たくさん動物が出てくるだけで、なんの意味づけもない。ただのドタバタコメディ。そうじゃないだろ、と言いたい。

都会には都会の動物(家畜)ドラマがあるはず。人間の都合で売り買いされ、捨てられるペットの悲哀を取り上げてくれれば、もっと感動できたかもしれない。
まぁ、前作を忘れれば、ふつうの動物ドラマとして楽しめたけどね。

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