ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島 The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treader
2010年 外国映画 3ツ星 ファンタジー:剣と魔法 主人公は子ども 異世界に召還 @ディズニー盛り上がれない自分がいる
イギリスの少年少女が現実と異世界「ナルニア」を往来しながら使命を果たす冒険物語。使命とはつまり神様のお願い事であって、「世界を守るため」とか「ナルニアを征服する」といった野心はない。児童文学だから当然か。ナルニアを創造したのはアスランというライオン。そのアスランが味方なのだから、たいていのピンチはなんとかなる。
前2作は見てたが、間隔が空いたこともあって前提をすっかり忘れてた。本作では兄弟2名と悪友がナルニアに召喚され、海洋冒険を繰り広げる。ドラゴンやら海蛇やら、それっぽいモンスターと対決するが、船上生活の実情はあまり描かれない。児童文学だから? それっぽい事件と衝突、成長、そして別れ......。やばい。おもしろさがわからない。
異世界で、魔法があって、怪物がいて、海洋冒険があって、どうしてこんなに盛り上がらないのだろう? 『指輪物語』で世界を救うために旅するのは興奮できるのだが。『ナルニア国物語』は根本的なところに相容れないものがあるようだが、よくわからない。
ナルニア国物語
- 2005 第1章:ライオンと魔女
- 2008 第2章:カスピアン王子の角笛
- 2010 第3章: アスラン王と魔法の島