レビュー  2011年08月21日  に発表された 

七つまでは神のうち
Nanatsu Made wa Kami no Uchi

4ツ星

ぜーんぶ終わってから、はじめて怖いとわかる

あらすじ

10年前の事件で心を病んだ繭は、教会に通う日々を送っていた。ある日、繭はワゴン車で誘拐される女性を助けるが、それは旧友の麗奈だった。2人は不審者に襲われ、意識を失う。
一方、7歳のさくらが森の中で行方不明になったことで、母親の真奈は精神の均衡を崩していく。
そしてアイドルとして売り出し中の女子高生・薫は、怪奇現象に見舞われる。
3人の女子高生と母娘の物語はどのように関係するのだろうか。

ホラーなのか、サスペンスなのか、メタフィクションなのか。次々にシーンが変わるので混乱した。因果関係が明かされたとき、被害者と加害者が入れ替わったのは驚いた。時間差トリックはおもしろい。すべて人間の所業で説明できちゃうのだが、むしろ怪奇現象より怖い。夢と現実が交錯する演出もやや過剰かな。しかしそうしたファンタジー要素がないと間が持たない。

「一生かけて償います!」
繭は許しを請うが、復讐の鉄槌は容赦しない。自殺まで考えた彼女の苦悩を思うと、苛烈な結末だ。なんの落ち度もない人が襲われるより残酷に思えるのは、奇妙なことだ。

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