罰の可能性がないと甘えてしまう / 本の返却ポスト
2014年 生活 出版数年前から、図書館に本の返却ポストができた。
けっこう便利で、図書館が閉まってる早朝や月曜日にも返却できる。しかしだんだん「甘え」が出てしまい、返却日をオーバーすることが増えてしまった。
図書館のカウンターであっても、延滞した本を返すときに「次から返却日を守ってくださいね」と言われたり、冷たく一瞥されるとか、そーゆーことはなかった。ないけど、そういうことがあるかもしれないというプレッシャーがあった。しかし返却ポストは気にせず返せる。だから気にせず、延滞できちゃう。
図書館は個人情報保護のため、貸出記録は保存できないらしい。なので本の扱いが悪かったり、返却日をたびたびオーバーしても、それによるペナルティは課せられない......らしい。
いや、本当のところはわからない。映画『セブン』のようにじつは記録しているかもしれないが、私は知らない。知らないが、そういう話を聞いたことで、また「甘え」がにじんでしまった。
ちょっと言い訳すると、何ヶ月も延滞するわけじゃない。「あ、返さなきゃ」と思っても、「明日でいっか」と、2,3日くらい遅れてしまう。いつもじゃなくて、ときどき。そう、ときどき。2,3日といえど延滞はいけないことだけどさ。
罰がなければルールを守れないのか?
以前は「罰の可能性」だけで、ルールを守れていたのに。
返却日オーバーなんて、したことなかったのに。
今日また本を借りてきた。これはきっちり、返却日前に返そう。
誓うよ。