スター・ファイター The Last Starfighter

1984年 外国映画 3ツ星 SF クローン 戦争 電脳

いろいろ惜しい

あらすじ

 青年アレックスは「スター・ファイター」というアーケードゲームで最高得点をたたき出した。ゲームの開発者と名乗る男に誘われ、宇宙に拉致される。アーケードゲームは銀河系の敵「ズアー」と戦うエリート戦士「スター・ファイター」を選ぶためのものだった。

 アレックスは拒否するが、なんやかんやあって出征。ところが艦隊は全滅して、アレックスが最後のスター・ファイターになっていた。アレックスは善戦するが、敵が多い。そこでズアー司令部を奇襲する作戦を決行する。

 地球ではアレックスのベータ(シムロイドと呼ばれるロボットで、アルファ不在時の身代わりとなる。シムロイドは戦争に参加できない)に不調が起こっていた。ベータはアレックスの恋人マギーに正体を明かし、事情を説明し、ズアーの密偵と刺し違える。マギーは、アレックスを愛していたと気づく。

 アレックスはズアー艦隊を蹴散らした。同盟軍から再建協力を要請され、承諾する。アレックスは地球に帰還し、家族に別れを告げ、マギーとともに宇宙に旅立つのだった。

 世界初のCG映画。それまでの模型特撮(SFX)に見劣りするところはあるし、コスト的に安かったわけでもないが、本作が可能性を示した功績は大きい。上映当時、私は13歳だったが、映像に興奮した記憶がある。ゲーム『シルフィード』(1986)を見たときは、本作のゲーム化と思った。

 あのころアーケードゲームは、「大人に理解されない趣味」だった。最高得点を取ったところで家庭や学校で評価されるわけじゃない。むしろ人生の落伍者・予備軍とみなされる。だから「ゲームでスカウトされる」という設定は魅力的だった。

 しかしまぁ、それだけ。
 主人公には彼女がいて、友人がいて、両親との関係も悪くない。また戦場においてゲーマーのセンスを発揮することもない。つまりゲーマーに見えない。共感しづらい。まぁ、ゲーマーの共感を得れば、映画がヒットしたとも言えないが。

 ベータは『パーマン』のコピーロボットを彷彿させるが、どっかにイメージの源流があるのだろうか?
 あと本作のベータは奇妙な行動をとるが、その説明もない。コピーの憂鬱は、これはこれで大きなテーマだが、本作に盛り込む必要があったのか。

 1984年といえば、『ターミネーター』も公開されている。本作も同じくらい愛される要素があったと思うが、ヒットしなかった。惜しい。

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