ジョーズ・リターン Jersey Shore Shark Attack
2012年 外国映画 2ツ星 動物パニック 動物パニック:サメワースト2位だが、意外と悪くない
ScreenRantというサイトの「史上最低のサメ映画15選」によると、「ジョーズ・リターン」は堂々2位に輝いている。どんだけ最低なんだ? という興味がなかったら、人生の貴重な2時間を使って視聴することもなかっただろう。んで人生の貴重な2時間を浪費した私に言えることは、あんがい悪くなかったということ。
違法な掘削工事が発する振動によって、「目が赤くて身体が白いオオメジロザメの群れ」が集まってくる。利権がからんで対策は後手後手。ふつうのストーリー。初代『ジョーズ』との関連がほのめかされるが、さしたる意味もない。
CGは、2012年とは思えないほどしょぼい。色が白いぶん、おもちゃ感がきわだつ。パックンチョの瞬間は映されないが、血のシャワーは盛大。ドラマパートで飽きると、「来るぞ来るぞ」と思わせて、パックンチョ。予算と技術の不足、サービス精神でカバーしている。
見どころは主人公チームの筋肉バカトリオ。ASS(アルコール、太陽、セックス)をこよなく愛し、社会的地位は低いが、町の平和を守るため奔走する。といっても花火でボートを燃やしたり、無駄な乱闘騒ぎを起こしたり。彼らを取り巻く恋人たちや、いやみな金持ちの馬鹿ばっかり。働きもせず、毎日遊んでばかりじゃ、阿呆になるのも当然か。
こんなふうに描くと「おもしろい」と誤解されるかもしれないが、「どれほどひどいか観てやろう」って気持ちで鑑賞すると、「それほど悪くない」というだけで、クソ映画であることは否めない。
人生の貴重な2時間を無駄にしないように。
史上最低のサメ映画15選
- 『ジョーズ'87/復讐篇』(87)
JAWS: THE REVENGE - 『ジョーズ・リターン』(12)
JERSEY SHORE: SHARK ATTACK - 『シャーク・アタック!!』(11)
SUPER SHARK - 『メガロドン』(02)
MEGALODON - 『ATTACK OF THE JURASSIC SHARK(原題)』(11)
ATTACK OF THE JURASSIC SHARK - 『ビーチ・シャーク』(11)
SAND SHARKS - 『MAKO: THE JAWS OF DEATH(原題)』(76)
MAKO: THE JAWS OF DEATH - 『HAMMERHEAD: SHARK FRENZY/SHARKMAN(原題)』(05)
HAMMERHEAD: SHARK FRENZY/SHARKMAN - 『ゴースト・シャーク』(13)
GHOST SHARK - 『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』(09)
MEGA SHARK VS. GIANT OCTOPUS - 『PSYCHO SHARK/JAWS IN JAPAN(原題)』(09)
PSYCHO SHARK/JAWS IN JAPAN - 『ダブルヘッド・ジョーズ』(12)
2-HEADED SHARK ATTACK - 『ディープ・ライジング』(00)
SHARK ATTACK 2 - 『凶悪海域 シャーク・スウォーム』(08)
SHARK SWARM - 『レッド・ウォーター/サメ地獄』(03)
RED WATER