[レビュー2020年10月26日に発表された 

共演NG (全6話) Kyouen NG

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更新日:2021年01月05日(火) 16:21 [Edit]

おもしろかったケド。

「共演NG」を題材にしたテレビドラマ。秋元康が企画し、キリンとサントリーの提供を取り付けたことで、ドラマのリアリティと話題性がぐんと高まった。まぁ、実際のドラマ制作現場を再現してるとは思わないけどさ。

 キャラクターが魅力的。いいように使われながらスジを通す遠山英二(中井貴一)、怒りっぽいけどかわいい大園瞳(鈴木京香)の、友達以上恋人未満の関係がいい。ありそうだし、こういうのいいなと思える。劇中劇「殺したいほど愛してる」とシンクロして、どうなってしまうのか、目が離せなくなる。
 オチを書いちゃうと、深く結びついても結婚しない、不倫しない関係もあるというもの。なるほどそうかと思えるもので、清々しかった。

 しかし気になる点も多い。まず、ショーランナー・市原龍(斎藤工)の絶対権力。日本のドラマは、こういう絶対権力に苦しむパターンが多い。市原龍がなにを企んでいるかがストーリーの軸になるのに、日本のドラマを盛り上げたいってのは納得し難い。結局、大園瞳を韓国に送り込むわけで、ちぐはつ。なんかいいこと言ってるようで、やってることはちがう。

 あと6話は短い。主役2人に集中し、ほかのキャラクターがおざなりになったのは、なにか事情があるのだろうか? こういう「見えない要素」を考えてしまうところが、日本のドラマもよくないところだよね。

 つまるところ日本のドラマは、ストーリーで勝負できないのか?
 そんな憂いもあるが、まぁ、おもしろかった。

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