ダンジョンマスター (X68000) Dungeon Master

1987年 ゲーム 4ツ星 ファンタジー:剣と魔法

チームをチームで操作するコンピュータRPG

本作が示した「リアルなリアルタイム性」は強烈だった。モニタに向かっている時間が、そのままダンジョンにいる時間になるからね。ダンジョン設計は意地悪で、本気で迷う始末。ゲームではなく、シミュレーターだと思っていた。

しかしもっとも印象に残っているのは、友人たちが見せてくれた協力プレイ。移動担当はテンキーを、魔法担当は文字キーを操作して、ダンジョンを後退しながらルーンで攻撃するのだ。戦車の運転手と砲手のようなコンビネーションである。「これって1人用じゃないの?」と問うと、「馬鹿いえ! パーティ 4人の面倒を見てるんだぞッ」と怒られた。考えてみれば、複数人数でやるRPGってないよね。

いろんな意味で、後にも先にも例のないゲームだった。

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