レビュー  2006年08月31日  に発表された 

CONDEMNED PSYCHO CRIME / コンデムド サイコクライム (Xbox360)
Condemned: Criminal Origins

3ツ星

もうちょいサスペンスに

あらすじ

イーサン・トーマスはFBI捜査官。ある夜、連続殺人鬼を追跡中に隠れていた男に拳銃を奪われる。その銃で警官が殺されたことから、イーサンは容疑がかかる。父の友人であるマルコム・ヴァンホーンに窮地を救われるが、イーサンは自分の手で潔白を証明するべく、包囲網を突破した。
イーサンは地下鉄、トンネル、デパート、図書館、中学校、果樹園を捜査して、自分を罠にはめたのがシリアルキラーX(SKX) であることを突き止める。SKX はイーサンに執着し、先回りして連続殺人鬼を殺害している。イーサンは連続殺人鬼を SKX から守らなくてはならなくなる。

陰鬱なゲームだ。サスペンスにしては暴力的。ホラーにしては現実的。アクションにしては病的だ。連続殺人鬼がうろちょろする街で鳥の死骸を集めるなんて、尋常な精神じゃ思いつかない。

狂気を追う者が、やがて狂気に蝕まれる──。こういう切り口は大好きなんだけど、投げっぱなしの演出(幻覚)が多すぎる。そもそもストーリーや背景設定を考えていたのか疑わしい。結局、グロとびっくりのお化け屋敷ゲームになってしまった。こうした傾向は北米版サイレントヒルシリーズにも見られる。これがアメリカ人の好みなんだろうか。

イーサンの無実を証明する条件が設定されてないことが問題なのだ。その点を踏まえ、自分なりにプロットを整理してみた。

妄想リメイク

イーサンは身の潔白を証明するため、警察の包囲網を突破した。容疑がかかったとはいえ、いきなり発砲するのはおかしい。これは誤解ではなく、罠かもしれない。同僚のローザによれば、上司ファレスはイーサンの異常性を訴えているそうだ。ファレスの紹介で診察を受けていた精神科医も、不利な証言をしている。いま出頭しても病院送りにされるだけだ。

事件があったマンションには監視カメラがあったはず。イーサンはそれを取りに行くが、ディスクは抜き取られていた。残された手紙から、シリアルキラーX(SKX)のしわざと判明する。SKX は連続殺人鬼を専門とする連続殺人鬼だが、その実在は警察でも疑われていた。SKX はイーサンに執着しており、ディスクと引き換えに5つの課題を出していた。

SKX の指示で、イーサンは街を駆けまわる。行く先々で待っていたのは、SKX が始末した連続殺人鬼の死体だった。証拠不十分などで逮捕されなかった連続殺人鬼ばかり。後追いする警察は、それらもイーサンの犯行と考え、警官の数を増やしていく。SKX を逮捕しないかぎり、イーサンの無実は証明できない。
イーサンは SKX を追い詰め、ディスクを奪い返した。そこに映っていたのは、警官を射殺するイーサン自身の姿だった。これは編集された映像なのか? それとも SKX など存在せず、イーサンが無意識に連続殺人鬼を殺していたのか? イーサンは痛みを緩和するため、配給されたカプセルを服用していた。それは新種の幻覚剤だった。イーサンはすでに過剰摂取しており、五感が狂いはじめていた。情報提供してくれたローザも逮捕され、イーサンは孤立する。

SKX が指定した最後の部屋に到着したイーサンは、ついに SKX と対面する。SKX はイーサンそっくりだった。中央の椅子に意識のないファレスが座っている。SKX によると、ファレスは犯罪者と内通していたようだ。イーサンは銃を渡される。ファレスに裁きをくだせと言う。イーサンはだれを撃つべきか?

......なんて展開を期待していた。

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