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[レビュー1988年10月25日に発表された 

宇宙の戦士 (全6話)

Starship Troopers (OVA)

中途半端な翻案だった

2013年に鑑賞。当時はレンタルビデオ屋で「ガンダムの原点」と宣伝されていたことを覚えている。しかし「ガンダムの原点」であることが制約になったのか、原作小説の思想はばっさりカットされ、単純な二等兵物語に仕上がっている。9年後に発表された実写映画『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997)は見事な原作レイプだったから、比べると物足りない。
第6話になって戦争することの意味がクローズアップされるが、あまりに遅い。これなら宇宙生物との戦争なんか描くべきじゃない。『愛と青春の旅だち』(1982)のように、訓練だけで終わっても文句はなかっただろう。半端すぎる。

控えめなキャラクターデザインや英語の挿入歌が多用されたことから、海外輸出を前提に制作されたと思っていたけど、権利問題から北米では発売できなかったらしい。アメリカっぽいのはテイストなんだね。
宮武一貴がデザインしたパワードスーツは、今見るとおかしな点もあるけどかっこいい。手描きなのでぎこちないが、細かく動いてくれる。ドラマ要素が多いため、パワードスーツの魅力が出し切れてないのは惜しい。ミリタリーファンとしても物足りない。それでも『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』(2012)よりマシかな。

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