思考のスピードはもっと速くなるか

2010年 科技 デジタル パソコン
思考のスピードはもっと速くなるか

パソコンが遅いと、思考のスピードも遅くなる。

なにが原因なのか、以前からこうだったのか、サブPCの動作が重い。ウィンドウを開くのも、ブラウザで次のページを読み込むのも、もっさりしている。再起動をかけたいが、並行作業があるのでしばらく無理。うーん。
実際のタイムラグはコンマ数秒かもしれないが、ものすごく不愉快だ。

振り返れば、パソコンの歴史はいつもこうだった。買ってきたばかりのパソコンは超・快適で、なんでもサクサク動くのだが、やがて能力を絞り尽くされ、ヒーヒー音を上げるようになる。我慢できなくなった主人は、新しいパソコンに乗り換え、その超・超・快適さに満足する。その繰り返し。
サブPCは、Windows XP SP3、Celeron 3.06GHz、1.00GB RAMを搭載。2002年は遜色なかったのだが、今じゃもうロートル。切ないね。

人間はどんどん慣れていく。快適なことが当たり前になり、それがちょびっとでも損なわれると、たちまち不愉快になる。「下方硬直性」ってやつだ。たとえば、私たちはインターネット
便利さになれてしまって、それがない生活は考えられない。子どものころは図書館で調べ物ができたが、今はもう無理だろうな。

これから先もパソコンやネットは速くなるだろう。思考したらすぐに、思考した瞬間に、あるいは思考する前に、答えが出てくるかもしれない。思考のスピードは、パソコンのスペックに制限されていて、どんどん解放されていくわけだ。

いや、それは思考のスピードではないような気もする。