Mac OS X Lion 発表 / これが未来か！

2010年科技 Apple iPhone デジタルパソコン

MacOS X、8つ目のメジャーアップデートになる Lion が、来年夏に発表されるようだ。

ざっと速報記事を読んだけど、ものすごい変化。iOSのインターフェイスや機能を逆輸入している。アプリケーションごとのフルスクリーン利用や、App Storeによる自動アップデート、Finderを過去のものにするLaunchpad……。
個人的には印象の悪かったMagic Mouseだが、このインターフェイスなら便利そう。しかしこんなに変えちゃって、いいのだろうか？

MacOSは伝統的に複数のウィンドウを開き、ごちゃごちゃした環境で使われるものだから、この変化はパワーユーザーほど衝撃が大きい。一方で、iPhoneやiPadよりちょっとだけ機能がほしいライトユーザーにとっては福音となる。
使いこなすのに「コツ」や「慣れ」を要したパソコンが、紙とペンのように当たり前で、シンプルな道具に変わろうとしている。それは同時に、パソコンが使えることがアドバンテージではなくなることを意味している。変化が大きすぎて、恐ろしい。

かたやWindowsはXPからVista、7で、さほど進化していない。鳴り物入りで登場したWindows Phoneも、まぁ、大きな波は起こせないだろう。これまで、MacOSのインターフェイスや機能を追従してきたWindowsだが、この差を埋めるのは難しそう。
いよいよWindowsの時代は終わるかもしれない。

ところで、MaxOS Xはずっとネコ科の動物を愛称に付けてきた。王者Lionは10.9になると思っていたから、意外だった。10.9の次はX1になるだろうから、登場する動物はあと２つだね。