今ふたたびの神聖隊

2010年 政治・経済 海外 男と女
今ふたたびの神聖隊

米軍は、同性愛者の入隊を認めることを発表した。

米軍は伝統的に、同性愛者の入隊を禁じてきた。クリントン政権は1993年、それを公言しなければ入隊可能とした。オバマ政権は、自ら同性愛者と公言している場合でも入隊を認める方針を示していた。
今年1月には、米軍兵士の「妊娠禁止令」が解除されるニュースが報道されている。アメリカは自由の国だから、同性愛者であろうと、兵役中に妊娠しても(妊娠させても)、差別や処罰することは許されないのだ。

ここで思い出されるのは、「神聖隊(Hieros Lokhos)」。
古代ギリシアの都市国家テーバイの軍隊には、「神聖隊」と呼ばれる部隊が存在した。150組300名の同性愛者のカップルで構成されたこの部隊は、当時最強と言われていたそうだ。
なぜ強かったのか、理由はわからない。ただ同性愛者が兵士に不向きとは言えないようだ。

実情は別にして、軍隊は規律正しいところであってほしい。そして同性愛者より、異性愛者の方が安心というわけでもない。だがしかし……不安を感じる。これは差別意識によるものだろうか?


■米軍、史上初めて同性愛者の入隊認める
(読売新聞 - 10月20日 19:33)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1380024&media_id=20