クロユリ団地 The Complex

2013年 日本映画 2ツ星 ★妄想リメイク 幽霊 怪談 狂気

プロットが整理できてない

前田敦子がぜんぜん美少女じゃないとか、成宮寛貴の演技に幅がないとか、そのへんはどうでもよくて、単純にストーリーにまとまりがなかった。老人の死体が見つかって、家族が幻影だとわかるところまではいい。しかしそれらは本筋となるノボル少年のタタリにまったく関係しない。というか、13年前からつづく変死がクローズアップされないから、少年の攻撃が唐突に見える。しかも少年がちっとも怖くない。
前田はなぜ、ただの清掃員でしかない成宮をたよるのか? 前田がいかれているとして、なぜ成宮は事件に首を突っ込むのか? 恋愛感情があるようには見えないし、贖罪意識もない。ただの正義感の発露としたら、その代償は大きかった。ただのアホだ。

老人の霊と家族の幻影だけで話を作った方がよかったんじゃない? ちょっと考えてみよう。

妄想リメイク

明日香は家族とクロユリ団地に暮らしている。近ごろ家族の言動がおかしいと感じながらも、毎日を忙しく、楽しく過ごしていた。
明日香は隣室の老人と親しくなったが、ふとしたことで関係が悪化する。その日から老人が壁を叩くようになった。一ヶ月後が経ち、我慢しきれなくなった明日香が隣室を訪ねると、干からびた死体が見つかった。老人は一ヶ月前に死んでいた。しかし壁を叩く音は今朝までつづいていた。明日香は恐怖する。

明日香には笹原という彼氏がいた。笹原は卒業と同時に結婚したいと言ってくれるが、両親はまだ早いと会ってくれない。笹原は苛立ち、夜、明日香の家に押しかけようとするが、老人の霊に邪魔される。明日香は老人が自分を恨んでいると考え、怯える。

ある日、学校の友だちが突然、家を訪ねてくる。しかし明日香は急に意識を失い、数日後、友だちは変死体(餓死)で発見される。老人の霊に殺されたと考えるが、警察は信じてくれない。明日香と笹原は霊能力者をたよるが、老人は悪霊ではないと言われる。しかし明日香に呪われているのはまちがいない。霊能力者はふたりと老人の部屋へ向かう。しかし3人は幻覚に囚われる。このまま餓死してしまうのか?

そんな中、明日香の家族が数年前に死んでいることが判明。明日香は家族の霊に取り憑かれ、いっしょに暮らしているという幻覚を見続けていたのだ。その呪縛は強く、邪魔するものは排除されていた。老人は、明日香を救おうとしていたのだ。
霊能力者と老人の奮闘により、家族の霊と向き合った笹原は、結婚の承諾をとり、明日香を救い出した。

こんなんでいいんじゃない?

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