ポラロイド Polaroid

2019年 外国映画 4ツ星 ホラー 学校 殺人鬼

なかなか良作。

ポラロイドカメラで撮影された人が、次々に殺されていく。写真の中の「影」が襲っているようだ。カメラの出どころを探り、影の正体を暴くのだが...

ホラーの定石をしっかり押さえている。びっくりシーンも多くない。飛び抜けた個性はないが、ふつうに楽しめるホラー映画だった。

いくつか難点を挙げると、

アバンはいつ?

冒頭で殺された女性はだれ? カメラを母の遺品と言っていたが、時間軸がわからない。彼女がいるのが現代で、本編は過去(お母さんの話)と思ってしまったよ。

殺人鬼に理性はないか

殺人鬼が無差別に人を殺す理由がわからない。まぁ、「殺人鬼だから」なんだろうけど、劇中人物がそこを指摘しなかったのは残念。

写真の中で攻撃してくるんじゃないのか

霊体殺人鬼は、写真の中にいると思ってしまった。ふつうに現世を出歩いているのね。写真の中にいる人物しか攻撃できないわけでもなさそう。クライマックスで法則が崩れたのは残念。

内面の問題解決はないか

スタート時、主人公は「引っ込み思案な少女」っぽく描かれたが、事件がはじまると人並み以上に活躍し、交渉し、決断できていた。なにかしら主人公の成長要素があるとよかった。

でもまぁ、ふつうに楽しめた。

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