悪魔の沼 Eaten Alive (Death Trap / Horror Hotel、Horror Hotel Massacre / Legend of the Bayou / Murder on the Bayou、Starlight Slaughter)
1976年 外国映画 3ツ星 ホラー モンスター 動物パニック 実話に基づく 殺人鬼しょーもないから怖い。
トビー・フーパー監督のハリウッド進出1作目。
小悪党が人里離れたモーテルで、泊まりに来る訳あり客をレイプしたり、殺している。そばの池で巨大なクロコダイルを飼っているため、うかつな客が食われたりする。クロコダイルは飼い主を識別していない。小悪党がクロコダイルを飼っている理由はわからない。なんの世話もしていないかもしれない。
小悪党には目的も信念もない。理性も体力もない。なので被害者もじゃんじゃん反撃するが、クロコダイルが想定外でやられてしまう。びっくり。
とはいえ連携してるわけじゃないから、小悪党はどんどん追い詰められ、倒された。おわり。
小悪党がしょーもないヤツとわかると、映画の緊張感は一気にゆるむ。と同時に虚脱する。後先考えない小悪党に、こんだけ振り回されたのか。モンスターも怪人もない。それゆえつまらないし、それゆえ怖い。
窓の外がいつも赤かったのが印象的。大鎌が首に刺さったパパが、なかなか死なないところもグッド。「おもしろかった」とは言えないが、悪くないホラー映画だった。