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[レビュー2006年01月12日に発表された 

四谷怪談 / 怪 -ayakashi- (第1-4話)

Yotsuya Ghost Story - Ayakashi / Samurai Horror Tales

祟りの元凶は、それを期待する聴衆自身か

まず四谷怪談の本編がおもしろかった。祟りの連鎖はすさまじく、民谷伊右衛門に同情したくなる。劇中でも言われているが、事件の発端は彼にないのだから。
しかし忠臣蔵とかけた構成は、よけいな混乱を招いたと思う。

そして、原作者・鶴屋南北が物語を紹介する構成もよかった。しかも死んだ原作者が物語に取り込まれ、祟りの元凶をさぐっていく部分は、かつてない新解釈だった。
こうした演出により、「四谷怪談」という物語そのものへの恐怖がいや増している。

『青い文学シリーズ』の1年前に、こんな作品をやっていたとは知らなかった。過去の作品に光を当てていくのはおもしろそうだ。

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