怪談 Ghost Stories / Kwaidan

1964年 日本映画 3ツ星 ★妄想リメイク モンスター:妖怪 幽霊 文学・古典・童話 時代劇

ネオリアル、ネオファンタジー

2010年に観賞。46年前の作品になるわけだが、古いと言うより、見知らぬ国の物語に見える。CGや特撮ではなく、セットで再現された情景は不思議な説得力がある。この時代のフィルムは感度が低いので、闇は真っ黒に塗りつぶされる。見せたいところに光を当てるから、不自然なんだけど、わかりやすい。なんだろう。どう形容すればいいのかわからない。

  1. 黒髪 ... 事実が明るみに出てからの「間」が怖い。
  2. 雪女 ... 雪国の舞台芸術に圧倒される。
  3. 耳無抱一 ... 全身に書き込まれた般若心経がすごい。
  4. 茶碗の中 ... いやいや、そうじゃないだろう。

目を見張る部分はあるが、正直、おもしろいとは言えない。どのエピソードも長すぎる。とりわけ「茶碗の中」はひどい。あの切れ味は10分、いや5分くらいでまとめないと駄目だ。
おもしろくはなかったが、見てよかった。

妄想リメイク(ゆっくり文庫)

この映画で物足りないと感じたところを自分なりに翻案して、動画を作ってみた。作品の背景もわかるので、ぜひご視聴ください。


[解説ページ] 【ゆっくり文庫】小泉八雲「和解」


[解説ページ] 【ゆっくり文庫】小泉八雲「雪女」


雪女

関連エントリー

1964年 日本映画 3ツ星 ★妄想リメイク モンスター:妖怪 幽霊 文学・古典・童話 時代劇
怪談百物語 (全11話) 火曜時代劇

怪談百物語 (全11話) 火曜時代劇

100 Tales of Horror
2002年の日本ドラマ ★4

いいものもあれば、そうでないものもある 有名な怪談話を大胆にアレンジしている。一話完結型のオムニバスドラマだが、共通の目撃者──陰陽師・蘆屋道三(竹中直人)を設定したのもいいね。魅 (...)

化猫 / 怪 -ayakashi- (第9-11話)

化猫 / 怪 -ayakashi- (第9-11話)

Goblin Cat - Ayakashi / Samurai Horror Tales
2006年のアニメ ★3

良くも悪くも映像がおもしろすぎる 最後まで見ると、意外にストーリーがしっかりしていたことに気づく。真に恐るべきは化猫より人間か。そうした重いテーマも、主人公の顔や派手な魔術合戦に圧 (...)

天守物語 / 怪 -ayakashi- (第5-8話)

天守物語 / 怪 -ayakashi- (第5-8話)

Goddess of the Dark Tower - Ayakashi / Samurai Horror Tales
2006年のアニメ ★3

優柔不断は罪 忘れ神は純真すぎて、その冷酷さとは裏腹に、どんどん破滅に向かっていく。その元凶は、イケメン鷹匠の図書之助。彼のどっちつかずの態度が、双方の世界を混乱させ、よけいな悲劇 (...)

四谷怪談 / 怪 -ayakashi- (第1-4話)

四谷怪談 / 怪 -ayakashi- (第1-4話)

Yotsuya Ghost Story - Ayakashi / Samurai Horror Tales
2006年のアニメ ★4

祟りの元凶は、それを期待する聴衆自身か まず四谷怪談の本編がおもしろかった。祟りの連鎖はすさまじく、民谷伊右衛門に同情したくなる。劇中でも言われているが、事件の発端は彼にないのだか (...)

牡丹燈籠 (山本薩夫監督)

牡丹燈籠 (山本薩夫監督)

The Bride from Hades
1968年の日本映画 ★3

ストレートな映画化 新三郎(浪人→旗本)とお露(旗本→遊女)の身分を逆転させ、また新三郎を不自由に描く(寺子屋の先生になれない)ことで、お露への憐れみと共感を生んだのはおもしろい。 (...)

魔性の夏 四谷怪談より

魔性の夏 四谷怪談より

Masho no natsu - 'Yotsuya kaidan' yori
1981年の日本映画 ★2

ストレートな映画化 上映時間の2/3は、伊右衛門によるお岩さん虐待に費やされる。萩原健一は典型的な駄目男をリアルに演じており、それゆえ、胸焼けする。なんの落ち度もない美女がいじめら (...)

ページ先頭へ