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[レビュー2007年07月05日に発表された 

スカイガールズ (全26話)

SKY GIRLS OVA

妄想イメージだけじゃ、26話はもたない

『ストライクウィッチーズ』がおもしろかったので見てみたが、うーん、いまいち。メカと美少女、そしてミリタリーを描くことが目的であって、世界観やストーリーが飾りにすぎないことはわかる。しかし2クール26話もあると、それだけじゃ間がもたない。
20分しか行動できないソニックダイバーの運用や、ビックバイパー隊とソニックダイバー隊が混在する作戦を見ていると、いろんな不整合が見えてくる。また、秘密がありそうな緋月玲や、顔を出さない可憐の兄様など、思わせぶりな演出で引っ張ったのに着地できなかったのも残念。終盤、ワームの正体が判明するものの、それで軍の殲滅方針が変わることも、美少女たちが戸惑うこともなく、ふつーにやっつけて、ふつーに終了。わざわざストーリーアニメにする意味があったのだろうか。

一方、軍の描き方には抵抗がある。テストパイロットとして招集しておきながら、最前線に投入するのはえげつない。それに馴染んでいく少女たちも痛々しい。「空を飛びたい」って気持ちと、「みんなを守るため軍の規律に従う」って気持ちは、だいぶ温度差があると思う。べつに軍隊を批判的に描けとは言わないが、ちとヤリスギ感がある。
むしろ戦争でなくてもよかったのではないか。テストパイロットやレスキュー隊でストーリーを作るのは難しいのか、ミリタリー色が弱まってしまうのか......。


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