レビュー  2009年07月11日  に発表された 

放送禁止 劇場版 ~ニッポンの大家族 Saiko! The Large family
Housoukinshi The Movie: Saiko! The Large family

4ツ星

探偵のいない推理ドラマ

驚くべきことに、本作には探偵役がいない。レポーターは事件の存在にも気づいていない。だから観客が推理するしかない。映像の端々に埋め込まれたサインを拾い集め、なにが起こったか、なにが起ころうとしているかを考える。探偵役がサインに注目しないため、ちゃんと画面を見てないとわからなくなる。けっこう緊張感があるね。
いくつか推論が立ってくると、物語の帰趨が気になってくる。最後はやっぱり人が死ぬんだろうか? レポーターは驚愕の事実に直面するだろうか? しかしラストは予測を越えていた。なるほど、そう来たか! おもしろいじゃないの。

サインは大きく、繰り返し映し出される。探偵役がいないため、観客も見逃してしまう恐れがあるからだ。推理ドラマならやりすぎな演出も、探偵役が不在ならちょうどいい。実際、ラストで「サイコー!」が繰り返されるまで、もう1つの意味に気づかなかった。演出は苦労しただろうな。

探偵のいない推理ドラマというスタイルは新しい。モキュメンタリー形式とあっている。繰り返し見るような映画ではないが、とても興奮させてもらった。

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