3ツ星

病気と怪物はいらない

あらすじ

 宇宙船の冷凍睡眠カプセルから2人の男が目覚めた。冷凍睡眠の副作用で記憶障害を起こしていたが、やがてここが惑星タニスに向かう移民船・エリジウムであることを思い出す。惑星タニスへの航海は123年かかるはずだが、いま、どこにいて、どうしてほかの船員がいないのか、まるでわからない。
 ほどなく、原子炉を再起動しないとエリジウムが機能停止してしまうことが判明。2人は協力しながら原子炉を目指すが、正体不明の怪物に襲撃される。

序盤はおもしろいが、怪物(ハンター)との戦いに時間と注意を奪われ、いい加減なラストを迎えてしまった。

原子炉があとわずかで停止するタイミングで、原子炉に詳しい技師が目覚めたことが、ただの偶然だったことに驚く。またラスボスに明確な目的がなかったことにも衝撃を受けた。アリキタリの展開を避けたかったのか? どうして複雑にしようとするのか?

いい雰囲気だったのに、もったいない。
なのでちょっと妄想してみた。

妄想リメイク

 冷凍睡眠から目覚めると、そこはファンタジー世界だった。モンスターが徘徊し、人々は中世レベルの生活をしている。やがて主人公は、ここが巨大な播種船の中であることを思い出す。
 船内インフラは「魔法」とされ、一般民衆が触れることは禁じられていた。原子炉技術者であり、未来道具を使いこなせる主人公は、神官とみなされ、法王庁に案内される。そこで年老いた法王から真相を知らされる。

 1000年前、小惑星との衝突で船の中枢が破壊された。残った乗員は、記憶を失った乗客を導いて船内を新たな大地とした。宇宙移民の物語は、神話となった。
 主人公は、原子炉を修理するため目覚めさせられた。修理後は自由だが、ふたたび冷凍睡眠することはできない。主人公は法王のあとを継ぎ、技術を神官たちに伝える。播種船が居住可能な惑星に到達するまで、あるいは永遠に、この世界がつづきますように。

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