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[レビュー1997年08月15日に発表された 

コップランド

Cop Land

「聞く耳はないよ」

うだつの上がらない中年保安官(スタローン)が、コップランドの腐敗に立ち向かう。その構図が見えるまで、だいぶ時間がかかった。おまけに着火までが長い。恋人が殺されるとか、なにかキックがあるだろうと思っていたが、よくわからないまま着火。あとは銃撃戦。おいおい。犯人一味を射殺してから、証拠・証言が揃う。ここで冒頭の射殺事件が意味をもつ。ああ、なるほどね。

スタローンとデ・ニーロの競演と宣伝されていたが、デ・ニーロの出番は少なく、物語に大きな影響を与えない。スタローンの着火にも失敗したのは驚き。悪い意味で裏切られた。

冴えない中年が着火するところは、ていねいに描いてほしかった。恋人もいない。家族もいない。友だちも失った。やる気のある経験でも気力をそがれる状況なんだから、なにかイベントがほしかった。

友人が最後まで生き残ったのは驚き。悪いことをしたが、悪人ではない。リアルと言えばリアルな位置づけだった。

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