レビュー  1978年04月01日  に発表された 

闘将ダイモス (全44話)
Fighting General Daimos

3ツ星

恋愛に興味なかった

『コン・バトラーV』から『ボルテスV』は、ほとんど同じ枠組みで進化したが、『闘将ダイモス』は毛並みが違う。ロボットが5機合体から変形することも驚きだが、それ以上にロボット操縦者がチームでなくなったことに戸惑った。いわば戦隊シリーズに仮面ライダーが入ってきたようなものだ。

竜崎一矢の相棒である夕月京四郎(アフロ)は、『宇宙の騎士テッカマン』(1975)の南城二とアンドロー梅田そっくりだが、アンドロー梅田のような特殊能力がないことにも落胆した。京四郎がロボットを操縦したら、だいぶ印象が変わっただろう。

チームでないから、ドラマは主人公1人に修練される。つまりエリカとの恋愛である。
エリカは一矢を愛しつつも、バーム星人であるため身を引く。しかし一矢への愛は捨てられず、戦争を止めるため奔走。ついに兄・リヒテルの心を動かす。エリカは美しく、賢く、強い女性であり、パーフェクトなヒロインだが、当時の私はその機微を、さっぱり理解できなかった。

恋愛より戦闘だ。ダイモスのトランザーからの変形は、単純なが好きだった。しかしスーパーカー(トライパー75S)が足に突っ込む変形プロセスは、やはり5機合体ほど興奮しない。
ダイモスは、パイロットの動きをトレースする操縦システムを採用しているが、これも「勇者ライディーン」(1975)の焼き直しに見える。そして武器は少なく、必殺技の「烈風正拳突き」も「Vの字斬り」ほどスカッとしない。要するに、真似したくなる武器、技が少なかった。

ドラマは深いが、子どもには早すぎた。そんな作品である。

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闘将ダイモス (全44話)