マクロス7 (全49話) MACROSS 7

1994年 アニメ 2ツ星 ロボット 地球外生命 恋愛 戦争 飛行機

ただただ、狂っていた。

2022年に鑑賞。主人公バサラは戦場に乗り込んで歌いだすが、戦術的な効果はない。バサラはなぜ歌うのか? 歌ってどうしたいのか? 理由がわかるまで見てみようと思ったら、全49話が終わってしまった。自分がなにをしてるか、自分もわかってなかったのである。

歌えばなんとかなると、根拠なく信じている。歌えば敵とわかりあえる。歌えば冷気を吹っ飛ばせる。歌えば昏睡する異星人を復活させられる。歌えば恐竜が落ち着く。歌えば戦争が終わる。どうしてそうなるかは考えてないし、考える気もない。
ぶっちゃけ狂気である。

物語は、その狂気が正しい前提で進む。歌に効果があって、ブースターで強化すると、敵がひるみ、プロトデビルンは宇宙の彼方に去っていった。なぜ? 理解できない。

すさまじい。

あとマックス艦長は艦長として、ミリア市長は市長として、最後までいいところがなかった。パイロットとしては優秀だが、それは艦長、市長の仕事じゃない。ミレーヌは愛嬌を振りまくが、人間的な深みはない。あとなんだっけ? 敵戦闘機のコックピットにスピーカーをぶち込めるなら、ほかにやることあるだろ。宇宙船なのに出入り自由で、どこに穴を開けてもシャッターが閉まるってどうよ。巨大戦艦が変形したロボット形態で、巨大な銃を手に持つってださくね? エキセドルはずっと他人事の感想ばかり。

花束の少女との交流は最後までなかった。ファンは大変だな。

マクロス, 超時空シリーズ
マクロス
超時空シリーズ
メガゾーン23


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