キヌガサ、サービス終了のお知らせ

2009年 科技 mixi Webサービス
キヌガサ、サービス終了のお知らせ

10月15日、キヌガサからサービス終了を告知するメールが送られてきた。

2004年6月にスタートしたキヌガサ。当時はSNSブームで、雨後の竹の子のごとく、さまざまなサービスが生まれ、興味をもった私はあの手この手で招待してもらい、ユーザー登録した。
orkutmixigreeキヌガサOtabasexivoxfacebook光が丘ウォーカー......。
しかし5年が経過して言えることは、まぁ、mixiのひとり勝ちだったね。専門分野に特化したSNSも、mixiのコミュニティに敵わない。新しくできた会社100社のうち、95社は5年以内に淘汰されると言うけど、まさにそんな感じだ。

もともとキヌガサはジョークとしてスタートしたらしい。しかし運営コストを広告収益でまかなえなくなり、ジョークでは済まなくなったようだ。既存の業種に比べ、格段に運営コストの低いWebサービスだが、それでも手間はかかるんだな。詳しい事情は知らないけど。

キヌガサは登録しただけで、まったく使っていなかった。ときおり「友だちになってください」というメールが届くけど、知らない人ばかり。なので未練はないが、2004年から5年が経ったという時間の経過を思い知らされて、そこそこショックだ。

ペパボのSNS「キヌガサ」終了 採算合わず

paperboy&co.は、SNS「キヌガサ」のサービスを11月13日に終了する。「採算が合わなかったため」としている。現在の登録者数は6万8409人。
キヌガサは、mixiやGREEが急成長していた2004年8月、冗談で告知をしたことから始まったSNS。
ユーザー向けには、これまで書き貯めた日記や写真をダウンロードできる機能を提供。11月13日の午後2時に全サービスを終了する。

最初の5年を生き抜いたサービスが、永遠につづくわけでもない。mixiを含め、今あるサービスは5年後──つまり2014年にはなくなっているかもしれない。諸行無常である。まぁ、2004年に2009年が予測できなかったように、2014年のことはさっぱりわからない。ただ、未来に過去を振り返られるように、いまの気持ちを書き留めておくとしよう。