地方のフェリーが消えていく

2009年 政治・経済 旅行
地方のフェリーが消えていく

旅の計画を立てていると、地方の交通機関が次々と消えていることに気づく。

飛行機、フェリー、鉄道、バスなど、本数が少ないのは当たり前で、そもそも路線がないのだ。それも最近の話で、ネットのブログを参考に行程を組み立てていたら、じつは廃線になっていたと知ってショックを受けることも多い。

地方の交通網はボロボロだ。離島の就航路線といったライフラインの維持さえ難しいようだ。いま、いくつかの旅を計画してるんだけど、思うように接続できず困ってる。
そんな中、こんなニュースが飛び込んできた。

フェリー2隻の売却検討...ETCで業績悪化 (読売新聞 - 10月18日 15:19)

北九州市と阪神地区を結ぶ長距離フェリーを運航している阪九フェリー(本社・北九州市)が、保有する大型フェリー(1万4988トン)2隻の売却を検討していることがわかった。
同社は「高速道路の自動料金収受システム(ETC)割引や景気低迷で業績が悪化したため」と説明している。

この航路を使う計画が具体的にあったわけではないが、やっぱり悲しい気分。また旅の選択肢が減った。

政府は車(道路)を優遇しすぎている。
そんなんで温室効果ガスの25%削減なんてできるのかいな。