足あとのないmixiなんて

2011年 科技 mixi
足あとのないmixiなんて

 やっぱり、ないと寂しいもんだね。足あと。

 足あとをチェックする習慣が抜けず、あるべきところにリンクがなくて戸惑っている。「先週の訪問者」は変化に乏しく、日記を読んでもらえた手応えがない。ここ最近はコメントもイイネも減っているから、これから、なにを励みにすればいいやら。

 どんな事情があったか知らないが、足あと機能を削るべきではなかった。むしろ徹底的に強化して、どの日記が読まれたか、どのボイスが見られたも追跡すべきだった。mixiは、「mixiらしさ」を捨ててしまった。あとに残されたのは閉鎖的な空間だけ。足あとが消えて、とても静かになってしまった。

 誰かのページを訪問するときも、妙なプレッシャーがかかるようになった。やはりコメントかイイネを残すべきか? 足あとは沈黙のサインだった。察しと思いやり──。日本人らしい、あいまいな触れ合いだった。それがなくなったため、ハッキリ表現せざるを得ない。ううーん。

 いま、こうして日記を書いていても、モチベーションが下がってる。
 mixiで日記を書く人はすでに少数だが、今回の改修でさらに減るだろう。