メインPCが飛んで、欲しいPCがない

2013年 科技 パソコン
メインPCが飛んで、欲しいPCがない

 近頃、PCの音が大きくなっていた。

 気にしすぎかなーと思ったが、気のせいじゃない。デフラグやOSを再インストールしようと準備していたら、いきなり落ちた。こりゃ、熱暴走だ。ケースを開け、CPUファンを取り外し、徹底的に掃除する。ふだん見えないところとはいえ、きれいになると気持ちいい。

 ところが電源を入れると、数分で落ちてしまう。何度か試したが、5分くらいしかもたない。ファンは回転している。配線ミスやパーツの破損はなさそう。ということは、CPUグリスがないせいか。
 CPUとヒートシンクを接触させるCPUグリスは乾いていた。物理的に接触していればいいかと思っていたが、そうでもないようだ。CPUグリスは千円くらい。ダメモトで買ってくるか。

 サブマシンとして、Aspire one AOA150-Bw1 (2008) を引っ張り出す。XPのネットブックだから、めちゃくちゃ非力だ。こうして日記くらいは書けるけど、このままじゃ困る。

欲しいパソコンがない

 メインPCはこのあいだ電源を交換したばかり。今後はパーツ交換しながら使っていこうと思っていたが、仮に今回、修理できたとしても、緊急用のサブマシンがないと不安だ。このネットブックもそろそろ限界だしな。

 しかし今、欲しいパソコンがない。

 パソコンを使って25年になるけど、「欲しいパソコンがない」なんて初めての経験だ。新しいパソコンを買うことは、出費の痛みと、世界が広がる興奮があった。興奮がないと、ただの痛みしかなく、本当につらい。
 ニュースによると、世界のパソコン出荷台数は減少傾向にあり、今年1-3月期の減少幅は13.9%と、統計をとりはじめた1994年以降最大なんだって。つまり、みんなパソコンに飽きちゃったわけだ。

それでも必要だから、買うしかない

 明日、CPUグリスを買ってこよう。それで修理できれば、考える余地ができる。しかしもし修理できなかったら、すぐ買わなければならないわけだが......そのとき買うべきものが決まらない。ちょろっと最新パソコン事情をチェックしたけど、気分が盛り上がらない。夏のニューモデルを待ちたい気もするが、待ってる機能もないから、決断の先送りでしかないんだよね。

 ワクワクしながらパソコンの進化を見てきた人ほど、気分が萎えるんじゃないかな。ふぅ。