CPUグリスって、効果あるんだね
2013年 科技 パソコン熱暴走したPCは、CPUグリスを塗ることで復活した。
CPUグリスなんて、初めて買ったよ。そもそも、そんなものが使われていることさえ知らなかった。ふりかえると、これまで使っていたPCが数年で故障したのも、CPUグリスの劣化が原因だったのかもしれない。知っていれば解決できるが、知らなかったからPCごと買い替えていた。いかんな。
CPUグリス(放熱グリス:Thermal grease)
CPUグリスは、CPUとヒートシンクを密着させ、熱を伝える物質。CPUグリスがないと、CPUの熱がヒートシンクに伝わらず、ファンが回っても冷却できなくなる。
CPUグリスにも種類があって、高いものほど熱伝導効率がよく、長持ちする。逆に言えば、安価なCPUグリスは数年で劣化するため、こうしたメンテナンスが不可欠になる。
安物でも、直ちに影響はない
買って1年くらいは問題ないが、2年すぎるあたりで故障する。ほどよく買い替え需要になるから、PCメーカーはわざと安いCPUグリスを使ってるんじゃないか? まぁ、価格破壊が進んでいるから、こういうわかりにくい部分で手を抜くのは当然か。
それに知識さえあれば簡単に修理できる。悪いのはPCメーカーではなく、ケースを開けもせず買い替えようとするユーザーだろうな。
あなたが求めるCPUグリスは、シリコン、それとも銀?
売り場に行くと、多様なCPUグリスがあって混乱した。シリコングリス、セラミックグリス、シルバーグリス。注射器に入った使い切りもあれば、数回は使えるチューブ入り、変わり種のシートタイプもある。まぁ、高いものでも2千円しないんだけど、CPUグリスを塗布すればPCがなおると確信できなかったから、迷った。
結局、500円のシリコングリスを買った。
ダメモトと思って塗ってみたが、PCが落ちなくなった。温度を測ると、55度前後で安定している。驚いた。これならシルバーグリスを買ってもよかった。チューブにはたっぷりシリコングリスが残っているけど、次に使うのは何年後か。単価が高くなっても、注射器型の使い切りで十分だった。
電源を交換したときもそうだが、もうちょい高いものを買ってもよかった。私はぜんぜん買い物上手じゃない。
それにつけても、わずか500円で解決できるとは思わなかった。
PCは安くなったけど、知識がないと早く駄目にしちゃう。知識さえあれば、安物でも長く使いこなせる。精進せねば。