バース BIRTH

1984年 アニメ 1ツ星 SF ファンタジー:童話

21世紀はバースを超えられるか?

アニメは動いてこそ華、動かすためにデザインを簡略化し、動かすためにストーリーを転がすのは当たり前。とにかく動けばいいってポリシーがみなぎっている。
実際、動くところは動いている。これだけの動きは、CGアニメでもなかなかお目にかかれない。金田伊功の真骨頂だ。

が、おもしろいとは言えない。動きに意味がなさ過ぎる。動きを優先するあまり、キャラクターは崩れに崩れ、同一性は声で判別するしかないのだが、その声も場面についていけてない。ラストもめちゃくちゃ。まぁ、荒唐無稽な展開は許せるとしても、80分は長すぎた。20分くらいなら、多くの人に愛されたかもしれない。

赤いタイツに金髪を束ねたラサちゃんは魅力的だった。

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