スーパーマンⅣ 最強の敵 Superman IV: The Quest for Peace

1987年 外国映画 3ツ星 ヒーロー

人々の「願い」になったスーパーマン。

最強の敵と言いつつ、ニュークリアマンは強そうに見えない。個性も弱い。もったいない気もするが、ヴィランは重要じゃない。ルーサーもどうでもいい。新オーナーも、その娘レイシーも霞む。

国連総会で核兵器廃絶を宣言するスーパーマン!

これが本作のすべて。「訴える」じゃなくて、「否応なく実施する」のだから、たまらない。これを、「人間は自分で自分のことを救えない」「スーパーマンによる優しい支配ではないか」と憤慨する人もいるだろうが、さにあらず。夢を映像化する効果は大きい。21世紀になっても核廃絶は実現できてないが、多くの人が方法を模索してきた。
その機運を後押ししたものの1つに、この映画があると思う。

ページ先頭へ