あやしい彼女 Sing My Life

3ツ星

73歳に魅力を。

多部未華子の演技は見事。歌もうまい。でも73歳のカツ（倍賞美津子）が中に入っているとは思えなかった。というか、思いたくなかった。そのくらい落差がある。ただ若返っただけで、ああも変わるだろうか？

物語が転がることで、73歳カツの人となり（いいところ）が見えてくる。だから序盤はクソババアに見せたという構造はわかる。わかるのだが、釈然としない。

そんな細かいことを気にする映画じゃないことはわかってる。
エンディングも痛快だし、おもしろかった。