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[レビュー2006年12月10日に発表された 

ローゼンメイデン オーベルテューレ (全2話)

Rozen Maiden ouverture

誰が正しく、誰が悪いと言えないところがつらい

ちょっとしたボタンの掛け違いで、悲劇が連鎖していく。
では、どうしたらよかったのかを考えてみる。
深紅は情けをかけず、水銀灯を壊すべきだったのか? ローゼンは壊れた水銀灯を放っておけばよかったのか? 水銀灯は父の愛を求めず、深紅を逆恨みせず、ひっそり朽ちた方がしあわせだったのか?
「最悪の結果は、善人の善意から」とは言うけれど、救いのないエピソードである。

しかし本作をふまえ、第2期(トロイメント)を見返すと深みが増す。
深紅は水銀灯をジャンクと言ったことを詫び、水銀灯も他者をいたわるようになった。苦悩の深さが、彼女たちの魂を高めたように思う。始まり(オーベルテューレ)は最悪でも、未来は変えられる。そう思うと、なんだか嬉しくなった。

『ローゼンメイデン』は奥が深い。

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