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[レビュー2004年11月29日に発表された 

ニーベルングの指環

Ring of the Nibelungs / Dark Kingdom: The Dragon King / Die Nibelungen / Curse of the Ring / Sword of Xanten

見応えのある3時間

午後のロードショーで2日に分けて鑑賞。3時間以上もあるが、だれることなく楽しめた。原典(ワーグナーの楽劇)と比較はできないが、完成度は高いと思う。

ドラゴンの血や呪われた財宝など派手な仕掛けは多いが、本質は恋愛ドラマ。豪放だが運命に従順なブリュンヒルデ。清楚でありながら狡猾なグリームヒルト。腕っ節は強いが賢くないジークフリート……。どうにも噛み合わない三角関係を、欲望むき出しの脇役が振り回す。あまりに人間くさい。神話でありながら正義や天命などそっちのけ。あるいはこれこそ神話かもしれない。

さまざまなファンタジー作品に受け継がれた要素の、ここが源流だったのか。

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