レビュー  2012年03月30日  に発表された 

白雪姫と鏡の女王
Mirror Mirror: The Untold Adventures of Snow White

5ツ星

ディズニー版に匹敵するおもしろさ

『白雪姫』の王道を極めたのがディズニー版(1937)なら、本作は邪道を極めている。邪道は王道を越えることはないが、決して劣るものではない。本作が示した白雪姫のイメージは、長く私の人生を支配するだろう。

最初から王子を登場させ、女王と白雪姫で三角関係を作る。女王はわがままで酷薄だが、どこか憎めないリアリティを備えている。七人の小人は山の強盗団に位置づけられ、とってもユーモラス。白雪姫は彼らの仲間になることで、鍛えられ、本当の支援を得る。驚くべきは目覚めのキス。うまく整理されている。

最大のインパクトはラストに控えていた。同年公開の『スノーホワイト』は馬に乗って城を攻め、『アドベンチャー・オブ・スノーホワイト』は弓と剣で戦った。本作の白雪姫(リリー・コリンズ)も強盗団の一味として戦うが、物理的な脅威はそれほどない。だけど最後に見せた微笑みは、これまで見たどの白雪姫より畏怖の念を抱かせるものだった。

エンディングに流れる「I Believe (in Love)」が耳に残る。これほど魅了されるとは思わなかった。

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白雪姫と鏡の女王