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[レビュー1978年03月01日に発表された 

スネーキーモンキー 蛇拳

Snake in the Eagle's Shadow | 蛇形刁手

コメディ・カンフー黎明期

あらすじ

 ジャッキーはカンフー道場で働く孤児。いつも先輩や師匠にいじめられていたが、助けた老人から「蛇拳」(蛇形派)を教わり、達人になる。
 そこへ蛇形派の門弟3000人を殺した鷹爪派の上官がやってきて、道場は乗っ取られた。見るに見かねたジャッキーが技を披露すると、上官は蛇形派が生き延びていることを察知。決闘となる。
 老人とジャッキーは協力して上官を打ち破る。そこへ鷹爪派の男がやってきて毒殺を試みるが失敗する。

 カンフーブームがあったのは小学生のころ。映画を見てない私は友だちのカンフー遊びについていけなかった。まぁ、「○×拳」「あちょー」というだけで、映画を見ている必要はなかった。とにかくカンフー映画の影響は大きかった。私の感覚では、ブルース・リーは古い人、ジャッキー・チェンは新しい人だった。

 『スネーキーモンキー 蛇拳』をちゃんと観たのは2019年。じつに41年も経っていた。その後のジャッキー映画に比べると野暮ったい。解説によると、カンフー映画にコメディ要素を盛り込んだ本作の影響は大きいようだが、実感はない。

 ストーリーはシンプル。だけど視点があっちこっち飛ぶのでわかりにくい。そもそも蛇形派と鷹爪派の対立がよくわからない。まぁ、そこは重要ではないが。

 ジャッキーはカンフー道場を守るため戦うが、さっぱり共感できない。道場の先輩方は卑劣な小人物ばかりで、みずからの意志で道場を捨てた。ジャッキーを強くしたのは老師であって道場じゃない。それでも恩義のため戦う姿がかっこいいのだろうか? このあたり、中国固有の文化を感じる。

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