レビュー  2015年07月05日  に発表された 

GATCHAMAN CROWDS insight / ガッチャマン クラウズ インサイト (第2期-第12話)
GATCHAMAN CROWDS insight

3ツ星

そう来ましたか

ソーシャル・ネットワーキングや人工知能がもたらす社会や人間の変革を描いたアニメ「ガッチャマン クラウズ」の続編。例によってガッチャマンである必要はないが、そこは言わないお約束。

第1期で一ノ瀬はじめが「絶対的に正しい存在」と描かれてしまったため、主人公の続投は難しいだろうと思っていたが、はじめが退いて、三栖立つばさが主人公ポジションに立ったのは意外だった。なるほどね。
未来(つばさが間違って、はじめに諭される)が予想できると、つばさの暴走やはじめの忠告が白々しく見えてしまった。枇々木丈の活躍があったから、なんとか視聴できた。一方、橘清音やOD、うつつ、バイマンは存在感が希薄。キャラクターを使いこなせてない。

第2期のメインテーマは「空気に流されないことの大切さ」だが、それを戦前・戦中の雰囲気になぞらえ、空気=同調圧力=全体主義と批判するのは短絡だろう。思考停止、主権の放棄、自己決定からの逃避の危険性を取り上げてほしかった。このシリーズの制作者は、歴史やSFにあまり興味がないのかもしれない。

第1期で示された問題──社会が「GALAX」に依存すること、個人が超能力(クラウズ)をもつことの是非──も継続しているが、宇宙人ゲルサドラが落ちてきたら吹っ飛んでしまった。第1期の変革が、新たな問題に対処できないのはがっかり。「GALAX」や「クラウズ」は人間や社会を変えたんじゃなかったのか? 変革ってのは、単なる新しもの好きか?

物語の構成や世界観の構築が弱く、いまひとつ説得力がないが、こんなアニメもあってよかろう。とにかくベルク・カッツェがおもしろかった。

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GATCHAMAN CROWDS insight / ガッチャマン クラウズ インサイト (第2期-第12話)