レビュー  2017年02月28日  に発表された 

ホライゾン ゼロ・ドーン (PC)
Horizon Zero Dawn

2ツ星

壮大っぽい、だけ

ストーリー

未来、人類の科学文明は栄華を誇っていた。しかしプログラムのミスからロボットが暴走、人間を襲いはじめた。ロボットは自然界からエネルギーを摂取し、無限に自己増殖する。シャットダウンさせるコードを解読するには数世紀を要するが、人類滅亡まで16ヶ月しかなかった。

エリザベトソベック博士は、絶滅後に人類と地球環境を再現させる「プロジェクトゼロドーン」を提唱。ガイアというAIを建造し、未来を託した。ところが裏切り者がいたため、知識の継承は断絶。人類の文明は弓矢で狩猟するレベルまで退行てしまう。

1000年後──。ガイアの下部システムであるハデスが暴走。ガイアは自爆を決意するが、ハデスはシステムから分離してしまう。ガイアはエリザベトソベック博士のクローンを生成し、ハデスの停止とガアの再起動を託した。


ノラ族の長老たちは、聖なる山で見つけた赤ん坊(エリザベトソベック博士のクローン)をアーロイと名付け、異端者ロストにあずけた。アーロイは差別されながらも、健やかに成長し、弓の名手となった。遺跡で見つけた情報端末フォーカスも、彼女の助けとなった。アーロイは試練を乗り越え、国境を越えて探索する自由を得る。ロストを失ったアーロイは、世界と自分の秘密を求めて旅立った。

道中、知識の探求者・サイレンスという男と知り合う。サイレンスは分離されたハデスを確保して、その復活を手伝うかわりに鉄の時代(文名崩壊前)の知識を教わっていた。しかしハデスが十分な力を蓄えたことで、身の危険を感じたサイレンスは逃走した。そしてハデスがアーロイに興味を示したことに気づき、アーロイを援助して知識を得ようとした。

アーロイは出生の秘密を知り、ハデスを止めるための装置(マスターオーバーライド)を手に入れる。すったもんだの挙句、アーロイはハデスを破壊に成功。世界はふたたびガイアの加護を取り戻した。

一方、サイレンスはハーデスの「魂」を回収。ふたたび知識を引き出そうとする。

映像はすごい。ゲーム性も悪くない。しかしストーリーの拙い。面と向かって会話するシーンが多いことや、ホログラム再生をえんえん見させられるストレスもあるが、それを抜いてもストーリー構成がへたくそ。

  • むやみに情報を伏せるから、物語への興味がわかない。長老やロストが知っていることは、最初に教えてくれ。
  • ストーリーが動き出すと、よけいな情報が多すぎて混乱する。「不屈の闘志作戦」とか、アーロイに関係ないじゃん。
  • サイレンスの性格は突飛すぎて、さっぱり共感できない。むしろ敵だろ。
  • テッド・ファロはなんのためアポロを破壊したのか? なんか深遠な哲学があったっけ? それとも馬鹿?
  • ハデスはなんで暴走したの? 事故なのか、陰謀なのか?
  • ハデスは邪神っぽい声で、邪神っぽい命令をくだすが、こんなんで民衆を扇動できるの? 人間にどんなご利益を与えたの?
  • エリザベトソベック博士は素晴らしい人格者で、プロジェクトゼロドーンやガイアに疑義はない。なので漫画版『風の谷のナウシカ』のように、「神を殺して人類が独立する」なんてテーマもない。神託政治と変わらない。
  • 敵対者は話が通じぬ馬鹿ばかり。馬鹿との会話は、見るだけでも疲れる。
  • 異端者が世界を救うところにカタルシスがあるはずだが、長老たちはあっさりアーロイを英雄として称えてしまう。「こんな世界を守る価値があるか?」と悩むこともない。
  • そもそも世界の危機がよく見えない。ガイアが自爆したことで、どんな災害が起こったの? ガイアがいないことで困ることがあった?
  • 数世紀かかる暗号解読はどうなった? ハデスは止まったけど、森の機械獣とか、どうすんの?

映像と音楽で、壮大なスケールを感じるが、まぁ、それだけ。
SFゲームって、こんなものか?

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ホライゾン ゼロ・ドーン (PC)