靴下パズル

2010年 生活 スーパーにて 生活
靴下パズル

 私は同じ靴下を、まとめ買いすることにしている。

 同じ靴下ばかりなら、ペアを探す手間が省けるからだ。片方が破けても、もう片方を残すこともできる。私が独り暮らしのころに身につけた生活の知恵だが、じつはやってみると問題点も多い。
 靴下は消耗が早く、すぐ補充しなければならなくなる。ところが、同じ靴下はなかなか売ってないので、よく似てるけどちがう靴下を買い込んでしまう。結果、ペア探しはよけい難しくなってしまうのだ。

 靴下なんてあまり人に見られるものじゃないから、柄がちがっていても気にしない。だが、長さや肌触り、ゴムのきつさが左右で異なると、けっこう違和感がある。
 気がつけば、私の靴下はすべて黒なのに、メーカーの不揃いが目立つようになっていた。どれもくたびれているので、ここらで買い換えることにしよう。30足くらい買えば、あと十年は補充せずに済むんじゃないかな。

 靴下はどこでも売っている。しかしスーパーは、たくさんの色や柄、サイズを揃えようとするため、1つの売り場に同じ靴下が大量に売っていることはない。それに、まとめて買うのだから、なるべく安い方がいい。どっかに靴下問屋はないかな?

 とはいえ、大量に買うのだから、サイズがちがっていると致命的だ。試しに1つ買って、問題なかったら箱買いする方がいいかな? となると、あまり遠くじゃない方がいい。うーん。